hosblo01: 2003年4月アーカイブ
昨日、大型書店に行ったのに買い忘れてしまった本です。
「京都岩倉実相院日記」 管宗次著 講談社 1500円
1998年、京都の名刹、岩倉実相院の物置がわりになっていた
武者隠しから百年以上もの間眠っていた「実相院日記」が発見
された。「実相院日記」とは、門主に仕える坊官が二百六十年
余りに渡って書きついできた記録集のこと。坊官は下級貴族の
世襲の事務方で明治になって廃止される。
本書は最後の坊官、松尾刑部の筆になる日記の部分を解読して、
テロリストの横行する幕末の京都の世相を活写した読み物である。
この人、とにかく好奇心が旺盛で、テロがあれば見に行き、晒された
死体の図やタテカンの文面まで日記に写している。京の街に溢れる
落首や巷のウワサ、何から何まで日記に書いたらしい。
テロが日常になった庶民にとって、その晒し首の見物がレクリエー
ションになったとか、暗殺されそうな人が、首を晒されるのを嫌い
自殺切腹をしたとか、現代の我々には理解不能な話が出てきて、
不思議な気分になる。
どうしても読みたくて、地元の書店を探しましたが、こんな本
ありません、とまで言われて、仕方がないので、ネットで探そうと
○マゾンで打ち出したら、新刊と古本の両方が提示され、マーケット
プレイスというそうですね、古本で850円で入手できました。
ラッキー!
最近、買った本です。
「明治天皇を語る」 ドナルド・キーン 新潮社 680円
言葉遣い、暮らし振り、その愛すべき素顔、自ら質素な生活に
甘んじる一方、実は大のダイヤモンド好き。極東の小国に過ぎな
かった日本を、欧米列強に並び立つ近代国家へと導いた大帝の
素顔とは?
「大君の通過」 佐藤雅美 文春文庫 514円+税
徳川幕府の崩壊は、薩長のみあらず、もう一つの大きな要因は
通貨の流失にあった。ペリーの来航以来日本は、初めて世界
経済の荒波に見舞われた。幕府の経済的無知に付け込んで、一儲け
を企む米外交官ハリス、駐日英国代表オールコック達の姿を赤裸々
に描く新田次郎文学賞受賞の傑作歴史経済小説。
「禁じられた仇討ち」 中村彰彦 文春文庫 448円+税
仇討ち禁止令から7年後の明治13年。陸軍軍曹・川上行義は、脱営
という大罪を犯してまで父の仇を討ち、一瞬時代の寵児となるが、
世に「軍曹の仇討」として知られる一件の意外な顛末を描く表題作
ほか、二本松少年隊の悲劇など時代の風雲に乗じきれずに散った
荒ぶる魂の彷徨を綴る本格歴史小説集。
読まれた方いますか?

