私が育った大阪の北部に箕面の滝があります。子供の頃、よく遊びに行きました。ここを英世は母を背負い観光に訪れていました。その時、地元がいかに感動したか、如実に分かる物が今に伝わっています。その母と子の銅像です。母を背負い、にこやかに笑う英世、子供心に、英世の母思い、銅像にもなった彼の業績が眩しかった。そして、猪苗代に育った英世が、私の地元の箕面の滝に来てくれたことが嬉しかったのです。
「俺は人がやったことは信用しない、すべての作業は自分でこなした」、コツコツと細心の注意を払いレンガを積み重ねていった英世の実績は、この気の遠くなるような努力で成し遂げられたもの、その過程を丁寧に描いてくれていました。「左手の火傷は英世のアキレス腱だった」、それはバネにもなるし、クサビにもなり得る物だった。人生には多くの困難が待ち受けているが、本人の能力と暖かく手を差し伸べてくれる人がいてこそ、偉業が成り立つもの、私はその差し伸べる手でありたいと思いました。彼がまじめ一色な人物であったなら、人はここまで感動はしません。その性格の落差が、人を惹きつけるのだと思います。
ノーベル賞を取らせたかったけれど、彼がそれを与える側になったこと、とても嬉しく思います。
「 野口英世 」波乱の生涯 志を得ざれば再び此地を踏まず 星 亮一著 出版 : 三修社
このページは、hosblo01が2008年6月 1日 09:19に書いたブログ記事です。
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